過去に理科室で飼われていた魚たち
ピラニア・ナッテリー
アマゾンの人喰い魚として言わずと知れたピラニアは、多くの種類が知られています。その中でも、本種はもっともポピュラーな種類で、ショップで養殖物の幼魚が安く売られています。
どう猛なイメージと裏腹に水槽内ではとても臆病な魚で、驚かすと大暴れしてケガしたりします。また、鋭い歯をもっているので取り扱いには注意する必要があります。
本校では平成8年の春から4匹が飼われていました。体長は30cmぐらいにまでなるそうです。梅の花も咲きそろい、平和な春を迎えるであろうと思われた平成9年3月初頭、体長18cmくらいまで成長していたピラニアが全滅しました。エサの確保と、餌を食い散らかすので、2〜3日おきに水かえしなければならない世話のかかる魚でした。前日まではピンピンしていました。
朝、餌をやりにきてみると4匹ともダウンして水槽を漂っていたのです。完全に死後の硬直状態で、目はくもりかけていました。死因は今も謎であるが、おそらく水の悪化だろうと考えられています。たしかにそろそろ水替えの時期ではあったのですが、いきなり死ぬほどの汚れとはおもってみませんでした。仕切られて同じ水槽にいたアロアナは元気であることから、水温変化や毒物などとは考えられません。本当の死因は今も謎であるが、死んだピラニアは、急速乾燥してニスを塗って、魚類観察のための標本となっています。
フ ナ
日本の川魚の代表種であるフナですが種類も多くあります。本校で飼っていたのはギンブナだと思います。体長は30cmにもなるそうですが、25cmほどに成長して大きくなりすぎたので西水路に放してやりました。
産は、大洲市東大洲の用水路です。日本産の強い魚だけに川の中、湖、池などに生息することができ、飼育もとっても簡単でした。
特徴は背側と腹側の外縁は平行的で、体色は銀色味が強いようです。雑食性でなんでもよく食べますが、どちらかと言えば藻類の方が主食だそうです。
さて、その他の今はなき水生生物は、
オスカー:塩水水槽に飛び込んで自殺
ディスカス:ある日突然死亡
淡水カレイ:エサ不足なのか?ある日突然死亡
アホロートル:なかなか餌を食べず、努力のかいもなくやがて死亡
ウナギ:脱走
ナマズ:譲渡
アユ,ボラ:干上がった大谷川の水たまりから救出してきた魚で、運動量の多いアユは小さい水槽だからか?ボラは塩分がないためかやがて死んでしまった。
その他
○サターン・プレコ
○ショートノーズ・ガー
○セルフィンプレコ
○イエンツュイ
○タナゴ