12月30日 ノーンカイからラオス  

   タイムテーブルでは、朝8:25にノーンカイに着く予定であったが、9時になってもその気配さえない。結局、列車は2時間遅れでノーンカイに突然到着した。タイムテーブル上では、列車はこのまま越境して、ラオスの郊外の駅に行くらしい。が、その辺はよく分からないので、駅から歩いてすぐのイミグレーションへ行き、タイを出国する。
 陸路での国境越えは初めてである。イミグレーションで出国カードを記入して出国する。荷物などは全く検査がなく、橋を渡るバスに乗り込めば、国境の友好の橋でメコン川を渡ってラオスのイミグレーションに到着する。入国もスムーズで、外に停まっているトゥクトゥクにのってビエンチャンに向かう。
 ラオスやカンボジアはタイと違い、フランス領だったので車が右側通行に変わる。首都小さな地方都市という感じの街である。森に囲まれた都という意味のラオスの首都ビエンチャンも、今では大きなビルもどんどん建ち、新興国の街らしくなってきている。ビエンチャンを2時間ほど歩き回ってメコン川沿いに宿を見つけ、のどかな年末を過ごした。元フランス領のラオスは、ベトナム同様、私の好物のバケットサンド(ベトナムではバインミー、カンボジアではヌンパンサチ、ラオスではカオチーパテー)がどこでも手に入る。右の写真は、そのバケットサンドをつくっているとこである。私はパンはあまり好きではないが、バケットだけは別格である。子どものころのお出かけでも、バケットを1本買ってもらえれば、他は何もいらない。というほどの好物である。そのせいで、私にとってラオスはすっかり好印象の国になった。
前へ  次へ