九千洞にて 

 九千洞のバスターミナルの中ではアジョシが事務机を置いて切符を売っている。登山口なので狭い渓谷を想像していたが、広い盆地になっていて土産物屋や宿がかなりの数あって観光団地を形成している。まずは宿を探そうと思ってキョロキョロしていると、ターミナルのすぐ前(右写真)のインウォル山荘のアジュマにつかまる。料金を聞くと3万5千Wと言う。一泊一人ということで3万Wにまけてもらい、ここに宿泊することにする。
 部屋はベッドがあり、冷蔵庫こそないが他は合格点である。なぜか大きい衣装ダンスがある。しばらくして昼食に出ことにする。旅館のアジュマに聞くと、山頂まで7時間かかると言う。朝5時には出たいというと、必要な荷物以外は預けて行きなさいと言われた。チェックアウトは12時だそうだ。
 昼食に行くと言うと、アジュマがいい店を紹介すると言って「ハムジ会館」(右写真)という食堂へ引っ張っていく。左写真のトガニタン(9000W)とビール(3000W)を頼むが、ビールとつまみすら出てくるのが遅い。MBCで紹介されたとも書いてあるが、ミッパンジャンの質もいまいちである。やっと来たトガニタンもまさしくマシオプソヨである。日本人を意識してか、わさびと醤油が出されており、ゼラチンはそこにつけて食べたが、これもいまいち。メモをしたり写真を撮ったりしているので心配になったのか、女主人が出てきて前にどっかり座り、いろいろと聞いてくる。九州のロッコウに行ったことがあると言うので、神戸の六甲ではないかと言うとそうだと言う。六甲山で夜景でも見たのだろうか。
 店を出て、観光団地を一回りする。一雨あったので路面も濡れている。左の写真のように露天のアジュマがしっかり商売している。橋の向こうに巨大な駐車場があって国立公園事務所?が管理しているようだ。警察署や郵便局もあって、大きな旅館やモーテルが建ち並んでいる。まだ霧雨が降っているが、渓流(右写真)では子どもが水遊びをしている。レンタル自転車もたくさん用意されていて、アウトドアを楽しむレジャーシーンが整っているようだ。
 再び左岸に戻ると、左写真のようにノレバンやダンスホール、PCバン、カフェ、パブ、ゲームセンターといった娯楽施設がある。雨が強く降ってきたので、3時頃一端旅館に帰り、テレビを見ながら昼寝をする。
 5時には雨もやんだので、再び外に出て、渓流沿いに少し登ってみる。料金所まで登り、そこから戻って商店で酒やジュース類を買って帰る。テレビを見ながらデータ整理をして、ごろごろしていると8時30分になったので、夕食に出る。
 さすがに先ほどの店はパスして、食堂街を巡りる。そして、「味家」という店に入った。椎茸クッパプ(6000W)を注文する。これは、右写真のように椎茸と牛肉のスープで、飯は別である。ここはミッパンチャンがおいしいし量も多く、満足できる夕食であった。その後、先ほど通った娯楽施設の前を通ってみる。ダンスホールでは、キムジョンウンのサマーダンスやコヨテの悲傷がかかっている。ゲームセンターではなつかしの射的もある。出店も出て、昼と違ってにぎやかである。
 部屋に帰りると、ちびちび飲みながらテレビを見て、明日の予定を確認して寝た。外では若者が騒いでいるようだったが、窓は二重になっていて、閉めれば静かになった。問題は明日の天気だ。
   2003 08/16