栄進観光ホテル

 チャガルチ駅で地下鉄を降り、栄進観光ホテルに向かうことにする。日本語も分かると書いてあるし、何といっても冷暖房完備で、チャガルチのど真ん中という良い立地条件で、3万8千wは安い。
 案内書には地下鉄の料金は区間制で、同じ区間なら600w、他区間にまたがる場合は700wになるらしい。ところが、その区間の表示が分からないし、案内書のどこを見ても、どうやれば分かるのかも書いていない。結構長く乗っていたので、おそらくは違区間まで来ていると思われるが、切符を買うときには分からなかったので、無事改札を抜けられるかはスリルがある。地下鉄チャガルチ駅について、改札をぬけようとすると、案の定ストップ赤いランプの表示が光り、バーは動かない。見渡しても、駅員のいるオフィスもないし、どこにも駅員がいない。見渡すと改札前に自販機らしきステンレスのでかい機械がドンとある。チケットを入れるところがあるので、入れてみると「100」が点灯した。100w入れると、新しい切符が出てきて、それで改札をぬけることができた。チャガルチ駅は、チャガルチ市場の北西のはしにあるので、とりあえず南の六番出口から出てチャガルチ市場を西から歩いていった。すぐに目指すホテルも案内書の写真と同じなので見つけることができた。
 ホテルに入って、フロントに立つが、案内書に書いてあることと違って日本語は通じない。案内書も当てにはならないものだ。でもなんとか部屋の有無と、エアコンが有る無しを聞いた。それから値段を聞くと「・・・オーマン・・」オイオイ、ちょっと違うんじゃないのか。案内書にもそうだが、ホテルの入口にもちゃんとシングル3万8千wと書いてあるじゃないか。私は、そこを指して、「サンマンパルチョノン」と主張した。私の疑わしい顔に対し、フロントマンはカードに何か書いて説明しようと努力したが、すぐあきらめた。そして下のマニュアルらしきものをしばらく見た後、改まって「サンマンパルチョノニエヨ。」と言ったのだ。.....じゃ抗議しない客には5万**w取るのか。だが、まあいいや。3万8千wを渡して、部屋のキーを受け取る。
 部屋は窓からの展望はないが、今までより広いしぐっと良い。で、ダブルベットである。すなわちシングルはもうないからダブルの部屋代55000wを請求したってことか。さて、まずはエアコンだ。ここは箱形クーラーではなく、ビルの空調があるようで、入口のドアの下に吹き出し口がある。しかし、壁のどこを探してもスイッチらしきものはない。キーについているカードを入れると、全スイッチが入るタイプの部屋のようなのだが、すでに電灯は点く。隣の部屋でカードを入れて実験すると全スイッチが入った。カードを抜くとすべて消えるが、私の泊まっている部屋は電源が入ったままだ。さんざん探してもエアコンのスイッチがないので、1階にに降りて、先ほどのフロントマンに聞いた。フロントマンは一緒に上がってきて、ベットの集中スイッチの中のエアコンのスイッチを入れてくれた。ホテルマンが去った後、もちろんハイにするが、これがほとんど冷えない。この部屋は、キーを指さなくても電源が入ったままなので、そのままハイでほっておけば、帰ったときには少しは冷えているかも...。
 さっそく外出の準備をして、国際フェリーターミナルを確認して街のポイントを確認することにする。

   2002' 8/28