野良犬について

 犬はオオカミと祖先を同じくする肉食の動物ですので、危険な動物であるといえます。野生の犬をノイヌといい、一度人に飼われたりしていた人とのつながりの深い犬を野良犬といいます。三崎町には野良犬が多く、深刻な被害例こそありませんが、いろいろと問題を起こしています。では、野良犬はどう見分けるのでしょう。 完全なノイヌは、人の姿をみたら、いちはやく逃げるものです。危険なのは、かつて飼われた経験をもつ野良犬で、人をみても逃げません。集団で近寄ってくる場合は危険です。
 犬の体形、色彩、斑紋はまちまちで、飼い犬のそれと変わりません。住んでいる場所は、街の近郊の森の中、公園、墓地、大きな建物の床下にひそみ、人気のない日中や夜間に街の中にまで出没します。このような野良犬は日本全土にすむと思われます。

 僕の考える野良犬の予防の仕方を提案しましょう。それは、犬は人間の何倍もの嗅覚を持っているので、一ヶ月くらい風呂に入らずにいると臭くて、犬は近寄らないというものです。しかし、この方法では、あまりに臭いので、人間も近寄らなくなります。そのかわりシラミやダニ、ノミなどが近寄ってきます。
 他の方法としては、ワンピースに出ていた、赤足のゼフみたいに、自分の足を切りそれを犬にあげれば、犬は満足してどこかにいくでしょう。それでも襲って来るときは、腕を切ってあげましょう。この方法では、やせている人はしても意味がありませんだから、この方法は太っている人にお勧めします。冗談はこれくらいにして考えても、人間の性質をよく知っている犬だけに実際にはなかなか良い手段はありません。三崎町は毎年のように毒餌での駆除を行っています。しかし、毎年のように毒餌として使われる天ぷらには賢い野良犬はだまされません。というわけで、結局賢い野良犬が生き残っているのが、今の三崎町の現状です。
 噛みそうな犬の判断は、僕の経験からは、まず、色や模様をみます。白黒で牛みたいな写真のような犬は、馬鹿な奴にしか噛みつきません。例えば、Y君やM君などです。写真の犬は、平成11年12月8日にお手をしつこくやらせるY君についに怒り噛みついた直後の犬です。

 犬に噛まれたときの応急手当はどうすればよいのでしょう。一応普通のけがと同様に対処すれば良いと思います。そして、現在は狂犬病の恐れはほとんどありませんが、大事をとって医者に相談しましょう。


***** 平成11年度作品 文責 5303 *****