さ ん た ん ど

 昔、さんだんどという人がおったんと。
その人はとてもおもしろい人やったんと。

 ある時、さんたんどは芋が食いてえなあと思って、芋がまに芋を取りにいったんと。
でも、芋がまに入るのが嫌で、棒で突き刺して取ろうとしたんと。
でもなかなかでかい芋が取れんと。
こんまい芋を突き刺しては
「おのれじゃねえ。」
と言って、抜いては他の芋を突き刺し、突いては抜いて、
目的の芋が取れた時は他の芋のほとんどに穴が開いていたんと。

そんでその次からは芋が食べれんかったんと。
なぜかというと芋は腐ってしまっていたんと。

 
* 芋がま・・・地下にあり、まわりが土で囲まれていて、とても涼しく
       芋をながもちさせるのによい所。



  出典:二名津中学校「郷土の昔話」・・・平4成年度 加藤ヤエ子(松74歳)伝,編集:たきちゃん(5305)