どんといびーす うたいましょ
大太鼓のお庭には
一で、俵をふんまえて 二で、にっこり笑ろうて
三で、酒作って 四つ、世の中良いように
五つ、いつものごとくなり 六つ、無病息災に
七つ、何事ないように 八つ、屋敷をひきそろえ
九つ、こ蔵を建て並べ 十で、とうとうおおさめた
いのこえー いんのこえー
一つ、ひよどり 二つは、うずら 三つ、みみずく みかんの枝に
とぼやとぼやとさえずるときは
竿は二軒竿 我が身は五尺
とんとこまいとこおもたら わがせがのんでみんしゃいな
いんのこえー いんのこえー
ここの屋敷はよよいよい
こうざきな でーばあな
あらよいせ はいせ
鶴と亀とがよやんんでまいをまう
そらきたよーいとせはーいとせ
あれはいなーこれはいなん
さてそれれいなん えだわんでもせ
話をしてくれた人・・・名取 藤原雪美 (取材当時四十三歳)
取材・・・・・・・・・・・・・・平成6年度
編集責任・・・・・・・・・・平成8年度入学 AM(5221)