最近までは、これほど日本人に愛されてきたウメは、一本もありませんでした。本校には学校の西には幅3m50ほどの二名津川が流れています。この川と校庭間に土手のような所があって、今ではここに高さ1mくらいの豊後白梅が一本あります。また、体育館の入口付近に高さ1mくらいの鹿児島紅梅が植えられています。その2本は、第五十回の卒業生(平成8年度)が記念樹として植えてくれたものです。今、植えられて半年がたちますが、まだ小さいので、在校生が大事に世話しなければ枯れてしまいそうです。
愛媛県の中学校2年の生徒は、2月4日の立春の日に、昔の元服式を意味する「少年式」を行います。このときに歌われる「梅の花、におう白さに春は立つ!・・・・」にもあるように、この梅の木は、最も寒くつらい冬にすばらしい花を咲かせ、私達の成長を祝ってくれることでしょう。