二中のツツジ


 二中のツツジはヤマツツジの仲間です。この仲間は、暖帯の低山地から、温帯の山地に広く分布しているのでヤマツツジと言います。しかし、あまり高い山にははえていません。
初夏の山を彩る代表的なツツジで、色は赤色、むらさきです。
 身近かによくあるツツジは、ピンク色した、アケボノというツツジで、オオムラサキの枝変わりによってできた品種で、タカネシボリといいます。ツツジ科の中には、アクシバやブルーベリーの小さな実のようなものもあります。

 ツツジの葉の両面には褐色のあらい毛があり、春にのびた広くてうすい葉は秋に落ちてしまい、はばがせまくて厚い夏の葉だけが、冬を越します。
そして、夏秋葉は春葉より小さいです。ヤマツツジには、おしべ5本、めしべ1本あり、おしべの先は、穴があいており、そこから花粉がでてきます。そして、めしべのつけねには、毛があります。

 二名津中学校のツツジはムラサキツツジといいます。平成4〜6年頃、正門周辺と校庭の周囲に数年かかって150本ほど植えられました。私達も1年生のとき校庭の南に植えました。残念ながら私達が植えた南側のツツジは、全て平成8年の8月、体育館を建てるときに取り除かれてしまいました。現在は、校庭の東西と北側に100本ほどは残っています。写真は4月初めのつぼみの頃の、校庭東のツツジです。やがて(4月の終わりごろ)このツツジがいっせいに咲きます。その時には、むらさき色の美しい花が学校を包んでいるようで、とてもきれいです。


   平成9年度の選択理科で、5112が編集しました