二中のサクラ

 ソメイヨシノ:バラ科 サクラ属
 二名津中学校の桜は全てソメイヨシノです。このソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンの雑種で、葉が出る前に花が咲くので、観賞用として広く植栽されています。
 大きくなると高さ8〜15bになり、樹皮は暗灰色。葉は互生し、長さ8〜10aの広卵状楕円形で、先は急にとんがっていて、葉の両面と葉柄には毛が生えています。
 3〜4月、葉がでる前に直径4〜4.5のピンク色の花が3〜4個四方に散らばるように咲きます。その花の花弁は5個で、雄しべは30〜35個、雌しべは1個で、花柱の不半部に白毛が密生します。子房は短く、毛があり、果実は球形で紫黒色に熟します。

 二名津中には、校庭の周りにたくさん桜がありますが、写真のように大木となった見事な桜が正門を挟んで2本あります。風が強いのでこのような桜になったといわれています。

 また、学校の周りの山々には多くの山桜(吉野桜)が自生しており、4月の初めは、まわり一帯の桜が咲きそろいきれいです。二名津だけでなく、三崎町の至る所でこの風景が見られます。


   平成9年度の選択理科で編集しました。