二中のモチノキ


 モチノキは、主として全世界の暖帯に約300種もの多くの仲間が知られています。日本では庭園木として植栽されるものが多いが、スス病にかかりやすいとされます。(スス病については、よく知りませんが字から考えるとススのような黒いものがつく病気だと思います。)

 モチノキの由来は、樹皮からねばねば餅のようなものがとれるからだと言われています。それはトリモチと言われ、僕は、めじろという鳥をとる時に木と木の間にかけているところをみたことがあります。鳥がつくと、とてもねばねばしていてにげられないそうです。

 果実は、約3mmで葉は楕円形、倒卵形、長さは3cmから6cmとなります。その果実は食べられるのかは不明です。
 本校のモチノキは、写真のように正面玄関左にあって、地味な存在です。華麗な花も咲かず、といって落ち葉で自己主張もしないので、おそらく多くの生徒には見向きもされない樹なのではないでしょうか。このような地味だけどしっかりがんばって生きている姿というのも、すばらしい事だと思いませんか。


   平成9年度の選択理科で編集しました