二中のイヌマキ

 イヌマキは、暖かい山地に自然に生えている裸子植物で、大木では25メートル、直径2メートルにもなるそうです。
 樹皮は灰褐色で縦に浅く裂け、葉は密に互生し、長さ10から15センチの線形で、ソテツのように手裏剣にして遊ぶこともできます。
 雄雌異珠で、5月から6月に開花します。雄花は円柱形。雌花は葉のつけ根に一個ずつつく。
果実は緑色のほぼ円形で9から10月に熟し、赤紫色の花の上について食べることもできると聞きます。

 イヌマキは、学校とお宮の間にある川の学校側にあります。実がならないことから雄株だとか考えられます。大きさはニメートルぐらいです。配管工事のために植えかえられたので、みすぼらしい姿になってしまいましたが、やがて大きくなるでしょう。見に来てチョ!
   三崎町では蜜柑栽培が盛んなので、常緑で強いイヌマキは防風林としてにつかう所もあります。みんなの山にもあるかもヨ。


   平成9年度の選択理科で編集

   ※ 平成11年冬にこのイヌマキは枯れてしまいました。残念なことです。写真はその姿です。