二中のヒイラギモクセイ

 ヒイラギもモクセイも原産地はよくわかっていません。ヒイラギとギンモクセイは同種と考えられていて、ヒイラギとギンモクセイの雑種がこのヒイラギモクセイで、庭などによく植えられています。
 幹は直立して高さ4〜7メートルになり、樹皮にはコルク質のこぶがあります。
 葉は対生し、長さ5〜12センチの惰円形で、先端はとがり、ふちには刺状の鋸歯が8〜9対あって、厚い革質だが表面の光沢は少ない。
10月頃葉のわきや枝の先端に、香のある白い花を咲かします。その花冠は直径8〜10ミリで4つに分かれています。

 本校のヒイラギモクセイは、校舎西、プレハブ倉庫後ろにあります。そこはとっても目立たない場所で、気の毒な木ともいえるのですが、花の頃はかすかな香りが謙虚に漂い、わずかながら自己主張しているので、風流な人は気づくでしょう。


   平成9年度の選択理科で編集しました