ハイビスカス

 ハイビスカスは、正式にはブッソウゲという中国南部原産の低木で、ハイビスカスというのは通称だそうです。
 高さは2,3メ−トルになるそうで、葉は4,12センチの広卵形または卵形で、ふちにはあらいに鋸歯のようにギザ,ギザになっています。葉の表面は濃い緑色で光沢があります。
 7月〜10月、直径10センチの花を開きます。花弁は5枚で、もともとは鮮やかな紅色で、南国を代表する花としてとても有名です。とはいっても、黄色や橙色など多くの園芸品種もあります。筒状になった雄しべは花からつきでます。雌しべは雄しべより長く、柱頭は5個あります。熱帯アフリカ原産のフウリンブッソウゲ(var.schizopetalus)は、花弁が細かく裂けます。

 庭木にもされますが、鉢植えがよく売られています。本校では職員室前の日当たりの良い場所に植えられていますが、まだ高さ30cmほどの小さな木です。小さい南国の木なので暖かくする必要があります。有名な国指定の天然記念物のアコウの大木があることでもわかるように、三崎町の冬は気温は高いのですが、風が強いので僕は写真のようにコンクリートブロックで風よけを作りました。そのせいなのかちょっと葉が変色した時もあったけど、何とか初めての冬を越すことができました。来年はしっかり根を張って成長すると思うので、これから夏になると赤いハイビスカスの花を楽しむことができるのではないかと思います。


このページは、平成10年度の選択理科で、かず(5206)が編集しました。