MBCドラマリスト 後 (2004〜)

 私が観たことのあるMBC制作のドラマを紹介します。なお、この表の学習ポイントは、正しい韓国文化の理解の参考になるという点での評価(学習ポイント)と、個人的評価(作品の完成度と個人的嗜好の評価:共に五つ星が最高)につけています。

 

 韓国ドラマ題名

学習ポイント
個人的評価

放映年等

      簡 単 な 説 明 と 所 見

新・別巡検

☆☆☆
★★★

2007全20話

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9回裏2アウト

☆☆
★★★

2007全16話

 このドラマは、作家志望の芽のでない女性が30歳となった女性の物語である。大学生のルーキーの恋人がいるのであるが、ここまでこけにされるか!と思うほど、周りからはオールドミスとして疎外される。ストーリーとしては同級生の男友達のところに同居するようになって、そのうち愛が芽生えるというあまりにも予想通りの展開である。でも、最初、重要なキャラと思われたルーキーが前半で姿を消すと、だらだらと煮え切らない関係が続く。ソンアという男友達のもと彼女の出現や、同級生仲間がストーリーにのってはくるが引き締まらない。さて、11回も落選するナニだが、日本以上にネットの進化した韓国で、本の出版という前時代的な作品発表しか自分の文才が生かせないというのも、スペイン帰りの天才ギタリストという存在も現代ではリアリティーに欠ける。日本よりも深刻な少子化が問題になっている韓国ではあるが、社会的な地位を持った独身ハイミスがゴールドミスとしての存在が注目されているそうである。30歳が9回裏2アウトという発想自体が違和感があり、スエやイ・ジョンジンのいい演技を生かすには、8話くらいで終わらせると良い作品になったと思われる。

ありがとうございます

☆☆☆☆
★★★★

2007全16話

 外科医が死んだ恋人のミスでHIVに感染した少女に会って許しを請うというストーリーである。ドラマでは期待を裏切らないコンヒョジンの母親役もすばらしいが、HIVに感染した娘役のソシネ(当時、天才子役として注目されていた)の卓越した演技は、このドラマの人気を決定づけるものであろう。母娘の小さな幸せが、HIV感染(エイズは発症していない?)の事実が知られることで偏見の大きな渦に翻弄される。驚かされるのが、その場当たりの小学校のエイズ教育で、結果として母娘はかなり追いつめられることになる。さらに、このドラマでいい味を出しているのが認知症のおじいちゃん。認知症ならではの率直な心情表現、おばあちゃんとのロマンス、そして最後のチョコパイ事件など、ただ陰惨になる後半の物語を引き締めている。個人的には、私も馴染みのある全羅道の島々や群山の風景など懐かしい場面も多く観られた。

太王四神記

☆☆☆☆
★★★

2007全24話

 宿命の星の下に生まれたタムドクが高句麗中興の祖といわれる広開土王となる話を、CGを多用して作ったファンタジー神話である。朝鮮民族が世界でもっとも華々しく活躍したと信じられている時代の神話ではあるが、まさに天から与えられた白虎、玄武、朱雀、青龍の神器とその守り主を探し当て、真の王へと成長していくという壮大な構想(中国の世界観のような気がするが?)が広がる。NHK放送のペヨンジュン主演作品という意味で話題になったが、韓国では新人のイジアの人気がブレークした。チェミンスはともかく、私にはヒロインであるムンソリの魅力がわからない。

コーヒープリンス1号店

☆☆☆
★★★★

2007全17話

 男勝りで働き者のウンチャンと、財閥3世のいい加減なハンギョルとのラブコメである。 ウンチャンは、あのセクシーアイドルBabyVOXのユンウネである。ついには女にみられない役にまでなったというところだが、どう見ても女にみえるのだが、設定上仕方がないか。潰れかけたコーヒー店の再建に乗り出すのだが、ウンチャンに引かれるハンギョルは自分がゲイであると悩むわけだ。大騒ぎの後、ハンギョルと結ばれるが、後半は少々ダレ気味で、優秀なバリスタになるためイタリアへ留学するといった落としどころは、少々考えものである。

☆☆☆☆☆
★★★★

2006全24話

 少女マンガを原作にした現代韓国の皇室を仮定したラブストーリーである。平凡な女子高生が、祖父と先代皇帝との約束により、皇室に嫁ぐことになってしまう。ユンウネのドタバタコメディーも楽しいが、非常識なシンを通じて韓国の一般文化を、チェギョンの家族や学友を通じて歴史や王宮の生活の様子を楽しく学ぶことができるという点では、貴重な学習ドラマである。英王室に偏った点もみられるが、メリハリのきいた飽きのこない秀作である。私は、このドラマを見ていると美智子皇后の像がダブって見えてくる。民主政治の中での国の象徴としての皇族の立場というのを久しぶりに考えさせられた。

朱蒙

☆☆
★★★★

2006全81話

 高句麗を建国した韓民族?の英雄:朱蒙の生涯を、MBCが総力を挙げて壮大なスケールで描く歴史大河ドラマである。朝鮮史には、歴史的に感動を呼ぶような大人物がほとんどない。それでも今までは、長今、李舜臣、許浚といったレベルの人物で何とかドラマを作ってきた。あげくには、ほとんど賊と思われる張吉山やチャン・ボゴなんかもドラマ化された。そして、ついに想像力が発揮できる歴史と神話の狭間の人物をみつけたのである。漢民族の夢物語ではあろうが高句麗建国のフィクションは、思う存分想像力が発揮でき、奇跡につぐ奇跡の連続でなかなかおもしろい。特に日本でも神の使いとされる三足鳥の話は興味深い。

姉さん

☆☆
★★★

2006全55話

 「火の鳥」のイウンジュと同様に、裕福だったソンユナも突然の貧困?の辛苦をなめることになる。しかし、やがて女性として家長として家族を想い、力強く生きていける一人前の女として成長していく。ソンユナは才女故に、近づきがたい才媛としての役が多かったが、このドラマはストーリーが進むごとに、等身大の彼女が悩み抜いて、よい顔になっていくのよくわかる。それを見ているだけでも元気の出る作品である。

どれだけ好きなの

☆☆☆
★★★

2006全125話

 これも「愛は誰にも..」同様、漠然と見ていただけのドラマだが、誠実なキムジフンとおっちょこちょいのチョヨジョンのどたばたを見ている打ちに引き込まれてしまった。私は、日本では9月15日が「ひじきの日」であること、学校給食にひじきの使用が義務化されていること(本当?)を、このドラマから知りました。ここまでやるかと思うような強引な問題が、次々と押し寄せて、二人は強くなっていく。がんこで後ろめたい父も、非常識に一途な企画室長もなかなかいい味を出している。

めっちゃ大好き

☆☆☆
★★★

2006全34話

 大統領官邸青瓦台の厨房にやってきた田舎娘のはちゃめちゃ劇である。相変わらずのリュウジンと、ちょっと抜けた大統領の警備員とのやりとりは、見ていて飽きることはない。大統領周辺の楽しい人現像と、SESの頃からは考えられないほど女優として成長したユジンに、元気づけられる。

恋の花火

☆☆
★★

2006全17話

 春香以来、絶好調のハンチェヨンだが、この作品でも奔放な年増(といっても30前なのだが)でいい味を出している。対して、清純無垢といった役柄が多かったパクウネは、ちょっと嫌みのある役をも、うまくこなしている。カンジファンは、クムソンの夫をやり遂げて役にも余裕が出てきている。

愛は誰にも止められない

☆☆☆
★★★★

2006全124話

 女子高生:ウンミンと家庭教師:テギョンのちゃらちゃら劇かと思って、ぼんやり見ていただけのドラマだったが、いつしか引き込まれてしまった。まずは、頑固な親父と情熱的な母、長男とその兄嫁の家族の個性豊かな家族がすばらしい。さらにその兄嫁の妹、ウンミンの姉、テギョンの姉の不器用なラブストーリーが一つ一つ見応えがある。最後にこのドラマの曲がいい。すぐにOSTを買ってしまったほどだ。

恋するスパイ

☆☆
★★★★

2006全20話

 美人ながら、これまでぱっとした役のなかったナムサンミだが、このドラマでブレークした。間抜けな女性警官が知らないうちに、国家機密の渦巻くスパイの世界に巻き込まれる。スパイの生活もむしろ滑稽だが、デニスオも見事にその役を演じきった。職場に一人いると楽しいだろうと想わせるのが、イスネである。

狐ちゃん何してるの?

☆☆☆
★★★

2006全16話

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Dr.ギャング

☆☆☆
★★★

2006全16話

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ワンダフルライフ

☆☆
★★

2005全16話

 できちゃった婚からドタバタの後、子供の病気がきっかけで2人が成長し、本当の夫婦になっていくといったストーリーである。前半は役者の個性が光る楽しいストーリーでテンポもよいが、後半は子どもの演技でもっているものの、結婚に関しての契約に関してもあやふやになって主題がぶれてくる。白血病のドナーが問題で苦労することになって、結果としては収まるところに収まる。いろいろと話を詰め込むのは結局、作品全体の質を下げることになってしまうといういい例である。

第5共和国

☆☆☆☆☆
★★★★

2005全41話

 待ちに待った「英雄時代」後の韓国近代史ドラマの登場である。全斗煥・盧泰愚元大統領を糾弾すべき主人公とし、朴大統領暗殺から始まる軍事政権時代を、真っ正面から取り扱った見応えのある政治ドキュメント?ドラマである。12・12軍事クーデターや光州事件は、完全には公正とは思えないが、かなり正確に多面的に、そして生々しく描いており、韓国理解のためにはまさに必見のドラマとなっている。ドラマ化されていない?大韓民国史の暗部として残るのは、在日韓国人とも深い関係のある済州島4・3事件であろうか。

シークレット・カップル

☆☆
★★

2005全20話

 韓国ドラマの定番、異なる階層の二組の男女のこんがらがった愛憎劇である。すれ違い、勘違い、それに例によって、親の反対等、数々のトラブルが渦巻いていく。でも、ハンジヘ+クォンオジュンなので、当然ドタバタな楽しいストーリー展開となる。キムソクフンは、ちょっとぬけた金持ち役が似合う。その中で、「モデル」や「止まらぬ愛」では陰気くさかったソンソンミの気品のある美しさが輝いている。

頑張れクムスン

☆☆☆
★★★

2005全163話

 がんばり屋のクムスンは、親に捨てられてもがんばり、何とか幸せな結婚をするものの、すぐに未亡人となってしまう。そして、残された子供とともに美容師をめざしていく。その後新しい愛を見つけ数々の困難を乗り越えゴールイン!といった内容。脇役が多かったハン・へジンがまさにはまり役で、生き生きとしたクムソンは、30分朝ドラマとしては破格の30〜40%の視聴率をたたき出すようになった。2005年は、サムソン・クムソン旋風が吹き荒れた年であった。

弁護士達

☆☆
★★

2005全16話

 幸せな若いカップルが、事件に巻き込まれ不幸のどん底に落ちていく。両親を失い、妹は半身不随になり、恋人も去ってしまってもけなげに生きていくヒロインを、「火の鳥」で悪女を演じきったチョンヘヨンが演じる。彼女のつとめる弁護士事務所には、元恋人の弁護士も加わり愛憎のミステリーが始まる。終始陰湿で重いドラマの中で、ハンゴウンのコミカルな演技が唯一花を添えている。

別れの法則

☆☆☆
★★★★

2005全16話

 題名の直訳は「別離に対処する私たちの姿勢」である。恋愛詐欺にあった女(チェガンヒ)が、どうしても納得いかないので、相手と「別れのための契約」を結ぶ。スタジオの社長キムミンジョンがそういう彼女に惹かれ、こんどは相手の男も惹かれていくのであった。「あんぱん」とは違った、しっとりしたチェガンヒの女性的な魅力がじわじわと感じられる秀作である。

心ふるわせて

☆☆☆☆
★★★

2005全12話

 両親と娘、妻の妹と夫の弟(?)のそれぞれに焦点を当て、それぞれに起こる人生の大事件を家族の関係の中で映し出していく、おもしろいシチュエーションのドラマである。物語の多くは、どの家族にも起こるようなトラブルや、すれ違いを通して家族の絆が深まるといった、暖かいドラマであるが、見所は夫の弟(3〜4話)である。長い間行方不明だった彼は、性転換した女として家族の前に現れたのである。その役は韓国初の性転換タレント:ハリスである。彼自身が現実で遭遇している人権問題なだけに生々しくそして切ない。結果的には、兄も母も彼を認めることにはなったけれど、人権意識の違う日本人からは解決とは思えない結末である。後にグエムルに襲われることになる娘は、叔母の奮闘むなしく...。

私の名前はキムサムスン

☆☆☆☆
★★★

2005全16話

 2005年、ダントツのヒット作である。今までのヒロインとはかけ離れた、デブで年増(失礼)のパティシエと、ヒョンビンをはじめとしたイケメンのラブストーリーである。行き遅れた女の本音と心情をズバリと表現(代弁)し、性別世代を越えた圧倒的な支持を受けてしまった。個人的には、私も冬にトレースした漢拏山の山頂部のシーンは懐かしい。うっとうしい女と可愛い女を併せ持つ最悪の名前?の末娘としての演技は、キムソナならではのすばらしいものであろう。

結婚しよう

☆☆

2005全51話

ある普通の家庭の適齢期を少々越えた3兄弟(兄,弟,妹)が結婚していくお話。長編なのでそれなりに期待したが、普通に出会ってちょっとした互いや家族のトラブルがあって結婚していくというだらだらと退屈なストーリーである。途中のメイントラブルも両家の母に過去の軋轢がある程度で、最後は子どもがすぐ出来ない悩みの末に病気になった妻が皆の励ましでめでたくご出産する。お幸せに!

ヨンジェの全盛時代

☆☆☆
★★★

2005全15話

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輪廻NEXT

☆☆☆
★★★

2005全14話

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悲しき恋歌

☆☆☆
★★★

2004全20話

 膨大な制作費と豪華なキャスティングで製作前から話題の作品である。しかし、所詮、当時、韓国ではやっていた、何話か外国ロケして視聴者をつかむパターンのドラマであった。スンソンホンの離脱によってケチがついたドラマであるが、それなりに悲しいラブストーリーにはなっている。

あんぱん

☆☆☆
★★★★

2004全26話

 チェガンヒの魅力爆発の軽快コメディーラブドラマ。小学生時代からの天敵どうしが、どたばた劇を演じつつ、大人に成長していく。子役もいいが、表情豊かなチェガンヒには、思わず見入ってしまう。また、音楽とその挿入、最後の想い出シーンも絶妙である。例によって、終盤はだれてしまうのが残念。

12月の熱帯夜

☆☆☆
★★

2004全17話

 裕福な医者とできちゃった結婚したが、家政婦としか扱われない田舎娘が、貧乏で恋に破れ、おまけに死の宣告をもされた不幸な男に恋をしてしまうという、なかなか面白い設定のドラマである。元々、事件の素地を作った医者の行為には弁解の余地はないが、家も子供も捨てた女の生き方も、ちょっとやけくそ気味。彼女の運命はその後どうなるのであろうか。

英雄時代

☆☆☆☆☆
★★★★★

2004全70話

押しも押されぬ韓国トップの現代グループ、三星グループの成功伝をもとに作られた半ドキュメンタリーであり、近代韓国経済に興味のある人には必見のドラマである。実際のドラマも様々な脚色がなされており、パンソリやキーセンの生活、門地による差別などもじっくりと描かれている。後半はグローバルな視点で、大統領と企業家の苦悩と禍福が赤裸々に描かれ、多少の誇張はあるにしても客観的な歴史考証がなされていて、素直に見られる作品になっている。1〜2話を見ると期待される、このドラマのツメの部分が、何かの圧力?でカットされドラマが終了させられたのが、とても残念である。

火の鳥

☆☆
★★★★

2004全24話

どうにもならない財閥と貧民の軋轢の中で、境遇の違う二人が愛を再確認するまでの物語り。わがまま女のイウンジュが、けなげながんばり娘に大変身するのが見物。人気のエリックはただの親の七光りにしか見えない。根底に根強い上昇志向と職業差別が感じられる。残念なことに、独特な魅力を持つイウンジュを満喫できる最後のドラマになってしまった。

愛してくれと行ってくれ


★★

2004全15話

 尼寺で出会った数奇な縁の男女と、就職した映画業界の二人を加え4人の男女が、愛とすれ違いとトラブルを通して成長する姿を描 く。最初ちょっとおもしろそうだったが、後半はいまいち。ほとんど印象も残っていない。 

天生縁分ベストカップル


★★

2004全16話

年下の男と美人の姉さん女房の互いに望んでの結婚...。結婚前の期待と現実の生活に互いの欠点が目につきはじめ、さらに浮気や 誤解が交差するドタバタ喜劇に発展していく。年齢の割に美貌を保つファンシネと、間の抜けた年下夫のアンジェウクの娯楽ドラマと しては良くもなし悪くもなしといえる。

漢江ブルース

☆☆☆☆
★★★

2004全51話

 市場の魚売りの元気なアジュマを取り巻く家族の人間模様を描く若さいっぱいのドラマ。次女、三女、長男(+居着き娘:これはちょっと不自然)と同居男(地道にがんばる好青年)が、誠実に生きるアジュマの元で元気いっぱいの楽しい家族模様と成長を演出ししてくれ、食生活や祝祭のようすも丁寧に見せてくれる。ただ、長女は自分の生き方にあった男(実業手腕のある情の厚い社長だが家族に恵まれない:チェミンス)を散々傷つけて袖にし、軽率な浮気長男とひっついてその家族をかき回す不可解な存在である。でも、一番の印象に残ったのは貧しい設定のこの家が漢江を見下ろす高台のうらやましい立地であることだ。

結婚したい女

☆☆☆
★★★

2004全18話

 3人の少々行きそびれた女性の仕事と恋愛の喜劇である。あのミョンセビンの報道局社会部特別企画チームの突撃記者としてまさにドタバタドジっ子変身ぶりに驚くが、冒頭のつかみとエンディングの肛門落ちにはそれまでの清純なイメージが粉々になるほどのインパクトがある。また、家族の養育ばかりかトラブル処理で常に結婚どころではない状態のイ・テランの境遇には同情してしまう。しかし、通して明るく自分たちの人生を切り開いていく3人と、憎めない2人の男のカップルの話はテンポも良く楽しく鑑賞できる。人気故の2話延長も納得できる。

恋したい

☆☆
★★

2004全27話

単親で二人の娘を育てているマンガ家の母親と、息子と暮らす父子家庭の化粧品会社勤めの父親が恋に落ち再婚を目指すが、互いの子どもたちが恋人同士に気づくことでドラマが始まる。再婚を推していた子どもたちの突然の反発やすれ違い、そして母の元の夫が乱入してのドタバタでわかりやすいストーリーだが、20話を超えて互いの葛藤の奇跡を追うのは少々つらい。結局子どもが結婚(不安な夫婦だが)した後、両親がくっつくというありきたりな結末。借金理由の離婚の貧しい?母子家庭なのに御殿のような家に住んでいたり、人気歌手が普通に交際できたりといったような首を傾げるような点も多い。

アイルランド

☆☆
★★★

2004全16話

 アイルランド系の家族の養女として成長した女(イ・ナヨン)、優秀な警備員(ヒョンビン)、AV女優で家族を養っている女(キム・ミンジョン)、天性の優しさをもつが職業的にだらしない男(キム・ミンジュン)の4人が絡み合うドラマ。ちょっとIRAが出てきたので宗教対立を期待したが、家族を惨殺されたトラウマをもつという他はアイルランドに特に繋がりはない。もしかしたら「ダニーボーイ」をBGMで使いたいため?出演者がどれもこれも個性的で境遇も特殊、ひねりすぎの展開と名台詞が最後まで繰り広げられる。現実味に欠けるあざといドラマではあるが俳優の演技はそれぞれすばらしい。