束草に到着

 午前11:00、バスを降りるとターミナル内で一休みし、今日の旅程を考える。売店で、例によってバナナ牛乳を買い、一気に飲んでゴミ箱に入れる。韓国のゴミ箱は褐色の大きな(直径70〜80cmくらいか?)バケツのようなもので豪快だ。掲示板を見まわすとここからソウルや釜山へのバスが出ているらしい。では、町はずれの高速バスターミナルは何のためにあるのだろうか?
 まずは、宿探しだ。韓国の場合、いわゆる旅館はたくさんあるようなので、あまり心配はしていない。港の方に歩き、右折して南の束草の中心街の方に歩いていった。曲がってすぐに、久しぶりの日本語「うどん」「とんかつ」の旗のひらめく食堂であるのに気づく。こんな韓国の辺境の地まで来ると、日本食が懐かしい日本人も来るのだろう。
 しばらく南下すると温泉マークが見えだした。明日はいよいよ雪嶽山登山なので、ゆっくり休める荘旅館を選ぶ必要がある。右手に3階建てのきれいそうな荘旅館がみえた。そちらに向かって路地に入る。2つの荘旅館が並んでいるが、右の「ソボク荘旅館」の方が何となく雰囲気が良さそうだ。さっそく入ってみる。右にフロントがあり、玄関の掃除をしていたおじさんと目があう。どうもこの人が主人らしい。
 「アンニョンハセヨ..パンイッソヨ」と声をかける。おじさんは、フロントの部屋に入り部屋の鍵をさがす。2万5千wの前金を払い、部屋に案内してもらった。部屋もバスルームも広いが、タイル張りのバスルームはちょっとぼろい。韓国の旅館は、日本のいわゆるホテル形式で、風呂は浅く、西洋の風呂に近い。すなわちどっぷりと浸かる訳にはいかないようだ。トイレはどこも洋式で、ここはトイレットペーパー受けが壊れていてトイレの水槽の上に直にペーパーロールが置いてある。入口は土足で、そのまま部屋に入ろうとすると部屋には靴を脱いではいるのだと注意された。昨日の楊口の旅館では、おもいっきり全て土足だったのだが...。ちょっとした段差があるだけなので、このマナーはわかりにくい。
 まだ時間はたっぷりあるので、統一展望台からファジン海岸に行ってみようと思っていたので、これからいけるかどうか聞いてみる。主人は、少し日本語も話す。韓国語に日本語や英語も混ぜて「統一展望台」へのバス乗り場がどこなのかを聞いた。でも、私が地図のハングルを見ながら言う「(統一展望台)トンイルジョンマンテ」がなかなか通じない。といって地図の文字は小さくて、年輩の主人には見えない。何度か発音してやっと分かってもらった。イントネーションがおかしかったのか?話によると市内バスターミナルの前のバス停から所から出ているらしい。

   2002' 8/24