元旦の釜山

 5:00過ぎには目が覚める。韓国でも最大級の名所、海雲台で、日の出を見に行くために早く出発する必要がある。6:20にはフロント(起きて何か計算している)にキーをわたし、外に出る。外は寒く、水たまりも凍っているが、空には雲一つない。中央洞にはほとんど人影はない。地下鉄駅のコインロッカーに多くの荷を入れ、コインを...。しかし料金1000wで、100wしか入らない..。一応、駅には写真のような両替機があるのだが、500wが二つ出るだけだ。仕方なく、地上に登りコンビニでキンパプを買って両替してもらう。とって返して、コインを入れる...が、表示があがらない。なんと、後払いのコインロッカーだったのだ。こうして時間を無駄にしたが、まだこのときは余裕だった。1号線はさほど込んでいない。そうして乗換駅西面に到着した。
 2号線のホームに向かうが、やはり大衆は海雲台行きに多く集まっている。そこに入ってきた電車を見てみんなが声を上げる。超満員なのである。扉が開くとみんなで押し込む押し込む。そこに出ようとするアジョシが悲壮な叫び声を上げながらはい出てくる。ほとんど人が入れないので、すぐにホームは混雑してきた。いろんなパターンのラッシュには慣れている渡しはうまく2本目の電車に潜り込むことができた。海雲台まではまだまだ遠い。こんな状態で海雲台まで..と考えるとぞっとする。しかし、金蓮山あたりから客が降り始めた。地形的には金蓮山や広安里海岸の方が日の出はきれいに違いない。
 7時30分くらいに海雲台駅に到着。木浦よりは日の出は早いはずだからもうすぐだ。電車から降りた客も日の出に間に合うように駅への道をみんな急ぐ。私もできる限りスピードを上げる。っと、何かを踏んづけた!気になるがきになるが、人の波は止まらない。目の前の30歳くらいのアジュマが立ち止まったので、後方に遠ざかる。金切り声をあげて流れに逆らっているようで、どうも靴が脱げたらしい。何人かの脱落者を生みながら人の波は目の前の海雲台海岸へ一直線だ。
  H15.1.1-1